年間主題  「 信じる 」 − 見えないものに目を注ぐ − 
   2月
 
     今月の主題  「育ちあう」
     ● 友だちや保育者と共に充実した生活を楽しむ
    ● お互いの違いを認めつつ助け合えることの喜びを感じる
    ● 共通のイメージをもって それぞれの役割を担いつつ、遊びを充実させる
 
    「育ち合う」
  
  森の木が枯れると
  海が汚染される、魚がいなくなる
  というのはよく聞く話。
  つまり、自然は循環し互いを生かして
  いるということであります。

  人間もそう。
  ひとりで育つ人間はいません。
  だれかとの関わりの中で育つのです。
  子どもが歓声を上げながら仲よく遊んで
  いるのも
  ときにはものの取り合いを争っているのも
  泣いているのも、怒っているのも
  あれは、ああして、互いに「育ち合って」いるの
  だと喜びたいと思います。
   1月
 
    今月の主題  「とりくむ」
    ● 好きなあそびに夢中になってとりくむ
    ● 結果を予測しながら考えたり工夫したりする
    ● 友達や保護者と理解しあい、力をあわせる
 
   「とりくむ」
  
  親が子をあつかっている間は
  楽かもしれない。
  しかし、早い段階で子は成長し
  あつかいきれなくなる。
  とりくまなければならなくなる。
  がっぷり四つである。
  親も消耗する。子も消耗する。
  しかし、ふしぎなことである。
  そうやって子はなにかを越えて
  成長していく。
  親はすこしづつ、本当の親にされていく。
    12月
 
    今月の主題  「感謝する」
    ● 友だち、保育者、家族と共にたくさんの恵みに感謝する
    ● イエスさま誕生のストーリーをたどり、喜びを共有し、表現する
    ● 隣人や世界にも目を向け、恵みをわかちあう
 
   「感謝」
  
  人生のおわりをこの一言で
  しめくくることができたら
  どんなにいいだろう。
  
  つまづいたこともあった。
  つらいこともいっぱいあった。
  いま思い出しても胸痛むことも。

  でも、あれらはすべて
  マイナス(負)だったろうか
  人生の出来事をすべてプラス(正)とマイナス(負)
  に仕分けてできるのだろうか。

  あれらはすべてが今のわたしという人間を
  つくってくれたのではないか。
  さまざまな思いを込めて
  「感謝」。
   11月
 
    今月の主題  「目を凝らす」
    ● 深まりゆく秋を体で感じ、秋の実りに感謝する。
    ● 気づいたことをもっとよく知ろうと考えたり、かかわったりする。
    ● アイディアを出し合い、相談しあって、遊びも友達関係も深める。
 
   「見つめる」
  
  子どもは見つめる
  草花の中を。
  空を往く雲の列を
  話しかける人の顔を
  じっと。

  子どもはそうやって
  さがしているのだ
  ものの中にかくされている
  なにかを。

  きれいなもの
  ほんとうのもの
  輝くなにか、を。
   10月
 
    今月の主題  「考える 」
    ● 戸外で体をうごかす心地よさを感じる。
    ● 遊びを展開する中で 工夫や試行錯誤をする。
    ● さまざまなトラブルに対して自ら考えたり、協力して解決しようとする。
 
   「考える」

  人の体も心も鋼鉄でできている
  わけではありません。
  風になびく草のように弱く幹事やすいものであります。
  命のもろさゆえに せんさいで感じやすいのです。

  パスカルは言いました。「人間は考える葦である。」 
  一滴のしずくのような命をつつんでいる
  世界と神のみ手について考えるのです。
 
   9月
 
    今月の主題  「 ためす 」
    ● 移りゆく季節を楽しむ
   ● 友だちと共にいることを喜び、体を十分に動かしてあそぶ
   ● 新しい発想や意欲をもって試してみる
 
   「ためす」

  見ただけでわかったつもりになる。
  これは大人の知識。
  子どもは見ただけでは満足しない。
  つかむ。口に入れる。匂いをかぐ、
  たたく、投げる。子どもは五感を
  総合員して、一つの対象を自分の
  体で認識する。体で認識した知識が
  土台になって、その土台の上に知識が
  しっかり積み上げられる。崩れない  
  知識になる。

  テレビ画面の知識だけでは人間の  
  思考力を低下させる。だから子どもに
  「遊び」が大事。
   7月
 
   今月の主題  「 楽しむ 」
    ● 夏の遊び、生活を楽しむ
   ● 土、砂、水に充分に触れて 心も体も解き放ってあそぶ
   ● 子どもの育ちを保護者と共にわかちあう
 
   「たのしい」

  人に会わせようとする人間が
  百人集まっても
  創造的なものは生まれない。

  自己主張のある個性のつよい
  人間が三人寄れば そのまさつと
  熱気から なにかが生まれる。

  だから、見ていて
  幼児の遊びは実に楽しい
    6月
   
  今月の主題  「 みつける 」
   ● まわりの人とのかかわりや遊びの中で発見をする
   ● 友だちの気持ちに気づき、自分の気持ちを表現しようとする
 
「見つける」

  世界は可能性に満ちている。
  子どもはそれを知っている。
  子どもの目は、だから
  きらきらしている。

  朝、子どもは 目を覚ます。
  きょう、どこかに隠れている
  なにかを 見つけるために。
  
  世界中の子どもが 目を覚ますから
  天地は生命を得て
  今日も輝く。
   5月
   
  今月の主題  「 動き出す 」
   ● 園の生活に慣れ、身近なことに目を向ける
   ● 友達や遊びの中で心を動かし、自らかかわろうとして
      一歩踏み出す
 
  「動き出す」

  はじめは観察します。
  ここはどういう所だか。
  どういう仲間がいるか。
  先生はこわくないか。
  ・・・・それから動き出します。
  動き出したら 仲間が、自分とおんなじ
  わがままなことがわかります。
  先生にもしかられる。
  動きだしてぶつかるのです。
  それが人間としての大切な
  おべんきょうのはじまり。
   4月
   
  今月の主題  「 安心する 」
   ● 保護者に守られて安心してすごす
   ● 友だちや保育者との出会い、神様との出会いに安心する
 
  「安心する」

  「安心」の安の字を見てください。
  家(ウ)の中に女性(女)がいるという字です。
  家はただ建て物ではありません。
  そこを守っている「ひと」がいるから、家なのです。
  その家があるから、子どもは帰ってきます。
  男性も帰ってきます。
  また明日 生きるために帰ってきます。
    Home,Sweet Home です。
 園長先生のメッセージ